コトゴトの散文

日常のコトゴトが題材の掌編小説や詩などの散文です。現在は「竹取物語」を遊牧民族の世界で再構築したジュブナイル小説「月の砂漠のかぐや姫」を執筆中です。また、短編小説集をBOOTHで発売しております。https://syuuhuudou.booth.pm/

【掌編小説】 選手交代

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「よお、久しぶりだな。お疲れさん!」

「あら、お久しぶり。ほんとに疲れたわよ。とは言っても、実際に仕事が終わったのはだいぶん前で、しばらく待機だったんだけどさ。」

「わかるわかる。俺も今から仕事だけど、しばらくは待機さ。まぁ、ゆっくりしてからエネルギーを充填して、熱く熱く仕事するとするさ。」

「頑張ってね。あたしはようやく羽も洗ってもらったし、さっぱりしたところでゆっくりとさせてもらうわ。」

「おう、ありがとう。ゆっくりと休んでくれや。では、また来シーズンな。」

「そうね、また来シーズンね。」

 

 収納スペースが少ない我が家では、秋風が吹いて肌寒くなったこの時期に、収納場所を共有している扇風機とファンヒーターの入れ替えをおこなうのです。