雨の中を歩くのは、とても気が重い
傘を差したって、どうしても足元が濡れてしまう
風など吹こうものなら、なおさらだ
そういえば
巡りあわせが良くて、ちょうど、雨が通り過ぎていることがある
ごめんなさい、東のあなた
そちらはタイミングが悪かったかもしれませんね
巡り合わせが悪くて、ちょうど、強い雨にぶつかるときもある
しょうがないな、西のきみ
今日は、ぼくが濡れてあげるよ
雨は、西から東へ
ぼくらの上を通り抜けていく
そう思うと
少しだけ、気が軽くなった