コトゴトの散文

日常のコトゴトが題材の掌編小説や詩などの散文です。現在は「竹取物語」を遊牧民族の世界で再構築したジュブナイル小説「月の砂漠のかぐや姫」を執筆中です。また、短編小説集をBOOTHで発売しております。https://syuuhuudou.booth.pm/

【閑話】240編のマイルストーン

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 みなさん、こんにちは。くにんです。

 まだ梅雨が続いていますね。

 長雨による農作物への影響を心配する声も、ニュースで流れるようになってきました・・・・・・。今のところ台風は来ていないのですが、梅雨明け後の天候が心配ですねぇ。

 

 さて、おおよそ240編のマイルストーンです。肩の力を抜いて、閑話です。

 

 

 まずは、御礼を。

 いつも「月の砂漠のかぐや姫」を始めとする創作や閑話を読んでいただいて、ありがとうございます! 

 「継続こそ力なり」とはいうものの、「継続するには力がいる」というのも真実ですよね。

 皆さんに読んでいただけるという嬉しさは、僕にとってこの上もない「力」になっています。

 いつも本当にありがとうございます!!

 

 

 その「月の砂漠のかぐや姫」。今でない時、ここでない場所。まだ人と精霊が近くに存在していた時代のゴビの砂漠を舞台として、遊牧民族「月の民」の少年少女が頑張るファンタジー物語です。

 パソコンの不調及び買い替えにより長いお休み期間が生じてしまったことと、連載がだいぶん長くなってきて、連載途中から当ブログに来ていただくようになった方もいらっしゃることから、連載再開の前に「月の砂漠のかぐや姫」の第一話からを、あらすじで振り返っております。

「第134話」で中断したのでしたが、現在「第128話」まで振り返ってきています。あと6話ですから、もうすぐですね!

www.kotogotono.com

 

 

 どこかのマイルストーンでお話ししたかもしれませんが、この「月の砂漠のかぐや姫」は「物語」形式で書いています。完全な三人称でなくて、「語り手」がいるような感じです。

 物語形式にしたのにはいくつか理由があるのですが、そのうちの一つに「語り手が情報をまとめて伝えることで、話の進行を早くする」ことがあります。

 つまり、もともと「月の砂漠のかぐや姫」は、あまり削るところがないのです。

 ええ、お気づきになられたように、今回の「あらすじでの振り返り」が長引いている言い訳でございます。(笑)

 

 

 今節は、掌編小説「おかしをわがてに」が入っています。「おかしをわがてに」はムラサキ (id:murasaki_kairo)さんがnoteで編んでおられるアンソロジーに投稿したものです。

 アンソロジーのテーマ、今回は「甘味sweets」でした。

note.com

 

「おかしをわがてに」は、自分自身も楽しんで書きました。

 この作品にはいろいろな「ネタ」を詰め込んでいますが、全体の構造自体も、僕が大好きな作家さんであるいとうせいこう氏の作品「難解な絵本」のオマージュです。

「おかしをわがてに」を面白いと思っていただいた方、ぜひ「難解な絵本」も読んでみてください。きっとお気に召されると思います。

 

難解な絵本 (角川文庫)

難解な絵本 (角川文庫)

 

 

 

 

 通勤時間を利用して読み進めていた「モンテ・クリスト伯(アレクサンドル・デュマ作)」を読み終わりましたので、感想を簡単に書きたいと思います。

 日本では「巌窟王」という名前でも知られている本作ですが、「主人公が無実の罪を着せられて岩牢に閉じ込められる」という良く知られた筋は、本作の一部分に過ぎません。むしろ、本作は「牢を出た主人公がどうするか」の物語です。

 ここで「物語」と書きましたが、本作でも僕が考える「物語」手法が使われています。明らかに物語の語り手として作者が登場し、読者に場面転換等の説明をします。ただ、当時の読者向けに書かれたものなので、時代背景の説明はあまりありません。

 本作の時代背景を簡単に記すと、長い間王政が続いていたフランスで革命が起こり、ナポレオンが帝政を敷きます。その後、ナポレオンは連合国に敗れて退位したものの、流されていたエルバ島を脱出し復位します。しかし、連合国との決戦(ワーテルローの戦い)に敗れて再び退位。王政が復古します。ところが、この復活した王政も長くは続かないのでした・・・・・・という激動の時代です。

 本作の中でも政体の変化が、それぞれの体制を支持していた人々に大きな影響を及ぼしています。

 

「モンテ・クリスト伯」には、キリスト教的価値観が強く影響を与えているように思います。

 主人公は、最終盤である行動をとるのですが、それには大変驚かされました。僕だったら、そういう行動は取らない(取れない)ですねぇ、多分・・・・・・。

(こういう行動です)

 主人公エドモント・ダンテス(モンテ・クリスト伯)は、かつて自分をだまして牢獄へ追いやった三人に復讐をしていくのですが、最後の一人ダングラールには許しを与えます。(他二人は自殺と発狂) 僕にはダングラールに許しを与えることで、復讐に凝り固まっていた主人公自身にも幸せが与えられるのだという、キリスト教的価値観の現れに思えました。神の愛と許しがキリスト教の根源ですから。

 

 全7巻と長い作品ではありますが、心象をこまごまと記述する作品ではなく、この後はどうなるのだろうと読み手をドキドキとさせる作品なので、読み進めるのはたやすいと思います。よろしければ、是非ご一読ください。 

モンテ・クリスト伯 1 (岩波文庫)
 

 

  

  

 前回のマイルストーンで「またパソコンの調子が悪い」と書きました。パソコンから「キシキシキシ・・・・・・」と擦れるような異音がしていたんです。そこで、パソコンのケースを開いてなんやかんやしたところ、どうもCPUクーラーのファンが異音を出しているようでした。

 掃除をしてみたり付け直してみたりしたんですが、改善せず。

 無償修理期間中ではあったのですが、パソコンをメーカーに送らなければなりません。送料はこちらの負担ですし、一定期間パソコンが使えなくなるのも困ります。

 そこで、CPUクーラーをネットで購入して、自分で取り替えることにしました。

「ふんふん、このPCケースにはこのクーラーは入るのか。では、これをぽちっと」

 ネットで口コミ情報を調べ、よさそうなものを購入しました。

 でもですねぇ、購入したクーラーは、確かに僕が使っているマウスPCのケースに入るのですが、他の機器を取り外すかマザーボードを取り外すかしないと、取り付けられません。取り付けに作業で必要な個所に、指が届かないのです( ;∀;)  

 わー、これは僕には無理だ!

 しかたなく、もう一度別の取り付け形式のクーラーを購入しました。こちらは比較的簡単に取り付けられました。

 

 現在はパソコンは正常に動作しており、異音に悩まされることも無くなりました。いやいや、いい勉強になりました。CPUクーラーには取り付け形式、冷やす方法などで、色々なモデルがあるんですねぇ。

  今回取り付けたCPUクーラーは、SCSK-2000手裏剣2。これはマウスコンピューターのLM-IG700等で使われているミニタワーにも簡単に取り付けられます。僕が実証済みです。(笑)

www.scythe.co.jp

 

 

 さて、今回はこの辺りでおしまいにしたいと思います。

 新型コロナが、再度拡大傾向にありますが、みなさまご健康でお過ごしください。

 

 次回「250編のマイルストーン」で、またお会いいたしましょう!