コトゴトの散文

日常のコトゴトが題材の掌編小説や詩などの散文です。現在は「竹取物語」を遊牧民族の世界で再構築したジュブナイル小説「月の砂漠のかぐや姫」を執筆中です。また、短編小説集をBOOTHで発売しております。https://syuuhuudou.booth.pm/

【閑話】420編のマイルストーン

 

 

 みなさん、こんばんは。くにんです。 

 9月に入りましたが、まだまだ暑いですね。

 今年は記録的な早さで梅雨が明けた・・・・・・と一度は発表されていたのですが、梅雨が明けた時期が大幅に訂正されました。温暖化が急速に進んでいるせいか、過去の季節の移り変わりを参考にすることが、難しくなっているのかもしれないですね。

 

 

 さて、今回は約420編のマイルストーンです。いつもの通り、肩の力を抜いた閑話です。(#^.^#)

  

 

 まずは、御礼を。

 いつも長編物語「月の砂漠のかぐや姫」や短編・掌編小説等の創作物をお読みいただき、誠にありがとうございます! 

 現在、「月の砂漠のかぐや姫」の文庫本出版準備を、コツコツと進めております。現時点で260話を超えている本編を一度に文庫本にすることはできませんから、切りの良い所までをまとめて第1巻とするつもりです。以前のマイルストーンで「夏ぐらいに出版したい」とお話していましたが、もう少し時間が掛かりそうです。年の前半で「月の砂漠のかぐや姫」を1冊、後半で短編集を1冊出版できれば理想的なのですが、なかなかはかどりません・・・・・・。

 でも、頑張っております! 出版の暁には、月の砂漠のかぐや姫第1巻をお手に取っていただけると、とても嬉しいです!

www.kotogotono.com

 

 また、投稿初期の短編・掌編をまとめた作品集「九月の雨はクラゲ色」を、「秋野紅人」名義で秋風文庫から発売しております。こちらは下記リンク先でご購入いただけますので、是非ご一読ください。(#^.^#) 

syuuhuudou.booth.pm

  

 

 今節には、短編小説が2編と詩が1編、それに閑話が1編含まれています。なかなかバラエティーに富んだ節でした。

 「高座で話されるような文体で1編書いてみたい」とずっと思っておりまして、「タワーマンションのショウコウキ」でこの形を用いてみました。これはムラサキさんがnoteで主宰されているアンソロジー「眠れぬ夜の奇妙なアンソロジー」に投稿したもので、その号のテーマは「エレベーター」でした。

note.com

 

 長編「月の砂漠のかぐや姫」も物語り文体なので、この文体自体は僕にはなじみのあるものです。突き詰めれば「落語」や「漫談」の原稿になるのでしょうが、それを1本作るとなるともっと長い話でもっともっと多くの文字数が必要になると思われましたので、このような形に落ち着きました。本編のうち最初にできたのは下げ(オチ)で、それに繋げるために前の物語を創作していきました。

 

 「フラーレンの黒棒」は、「エレベーター」をテーマにした小説のネタを考えていた時に副産物として生まれたもので、軌道エレベーターをモチーフとしています。

 

 「完全犯罪って、ありますよね」もムラサキさんのアンソロジーに投稿したもので、この号のテーマは「完全犯罪」でした。魔法探偵シリーズの第4作になります。本編の中で第1作に飛ぶという非常に珍しい構造になっています。しかし、これを短編集に収録する時にはどうしたらいいんでしょうね。(一一”)

note.com

 

 閑話はnoteで流行っていた企画「#もの書き100問100答」に参加したものです。リンク先のページでブランクフォームがダウンロードできますので、ご興味のある方、ぜひご参加ください!

note.com

 

 

 前回のマイルストーンの時に「ゲド戦記を読み終わってしまった!」と嘆いておりました。いま僕が読んでいる本は、塩野七生さんの「わが友マキアヴェッリ」です。塩野七生さんは「ローマ人の物語」で有名な方ですが、その他にもフィレンツェやヴェネチアの興亡を描いた本などがたくさん出版されています。僕は「ローマ人の物語」は読んでいたのですがその他の本は読んでおらず、古本屋に行く度に入手できないかと探しておりました。すると・・・・・・、ちょうどゲド戦記を読み終えたいいタイミングで見つけたのです、「わが友マキアヴェッリ」等数冊を。

 

 さらに、先日はスティーブン・キングの「ダークタワー」シリーズの文庫本全16冊(新潮文庫版)が1冊110円で販売されているのを見つけました。もちろん、ほくほく顔で購入しました。帰りの鞄は重かったですが。

 

 結果、塩野さんの本と「ダークタワー」合わせて30冊が部屋に積んである状態です。「わが友・・・・・・」の2巻まで読んだので、未読はあと28冊です。

 フフフッ。まだまだしばらくは楽しめそうです。嬉しいっ(* ̄▽ ̄)フフフッ♪

 

 

 

 

 「#もの書き100問100答」の中で「創作に当たる時間を作るためにゲームをしないようにしている」と書いていますが、本当はゲームもしたいんです。

 「戦場のヴァルキュリア4」を一応終わらせたんですが、追加シナリオは全然進められてないんです。あと「十三機兵防衛圏」と「タクティクスオーガリボーン」(11/11発売予定)もやりたいんですよねぇ。だけど、間違いなく時間を持って行かれますしねぇ。うーん。(一一”)

13sar.jp

www.jp.square-enix.com

 

 

 演劇についてですが、この節の間に、劇団リリーエアラインさんの「ホントに?」を観て参りました。

 「ホントに?」の初演は1995年で、西田シャトナー脚本で劇団惑星ピスタチオの女性4名により上演されました。今回は初演に演者として参加されていた遠坂百合子さんが主宰する劇団リリーエアラインにより再演されたものです。再演に当たり西田シャトナーさんによる改稿もありましたし、もともとは女性4人芝居だったところを女性4人のAバージョンと男性4人のBバージョンにする等、とても楽しみな点が多くありました。

 

 上演数日前に男性出演者が突発性難聴を発症し、僕が見た回は男性3人と女性1人の「スペシャルバージョン」となってしまいましたが、たまたま男性に替わって女性が演じることになった役が「天然系愛されキャラ」で、上手くはまっていました。男性3人が演じる人物とのキャラの違いが際立つ結果になっていて、災い転じて福となされていたように思いました。

 本作は友人同士で共同購入した宝くじ。これで10億円当たったら・・・・・・と妄想するコメディータッチの作品で、演劇に馴染みのない方でも楽しめると思います。リリーエアラインさんによる上演は終わってしまうのですが、他の劇団に脚本が提供されることもあるそうですので、機会がありましたら是非ご覧ください。面白いですよ!

 

www.jiji.com

 

 

 さて、今回のマイルストーンはこの辺りでおしまいにしたいと思います。

 次のマイルストーンは晩秋になるでしょうか。皆さま、まだまだ残暑が厳しいですが、お元気にお過ごしください。また、お会いいたしましょう!