コトゴトの散文

日常のコトゴトが題材の掌編小説や詩などの散文です。現在は「竹取物語」を遊牧民族の世界で再構築したジュブナイル小説「月の砂漠のかぐや姫」を執筆中です。また、短編小説集をBOOTHで発売しております。https://syuuhuudou.booth.pm/

【閑話】440編のマイルストーン

 

 

 みなさん、こんばんは。くにんです。 

 新年が明けてから寒い日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 ここ数日は強烈な寒波のニュースが続いていました。

 暖冬で雪が降らないとそれはそれで困るのですが、寒くなりすぎて雪が降りすぎても困る。自然の営みに人間の都合を押し付けてしまうわけにはいかないのですが、酷い災害にはなりませんようにと祈らずにはいられません。

 

 

 さて、今回は約440編のマイルストーンです。いつもの通り、肩の力を抜いた閑話です。(#^.^#)

  

 まずは、御礼を。

 いつも長編物語「月の砂漠のかぐや姫」や短編・掌編小説等の創作物をお読みいただき、誠にありがとうございます! 

 「月の砂漠のかぐや姫」は、「母を待つ少女」の母親が登場して、ようやく第2幕の終幕へと入ったところです。羽磋と王柔、それに、理亜が、無事に地上へ戻れるのか。そして、「母を待つ少女」の奇岩と冒頓の戦いの結末はどうなるのか。次のマイルストーンまでに第2幕が終わることは無いでしょうが、大きく話が進んでいることと思います。お付き合いの程、よろしくお願いいたします。

 「月の砂漠のかぐや姫」の単行本化作業は、ぼちぼちと進めております。原稿の見直し作業もだいぶん進んで終わりが見えてきているのですが、そうなると手が止まりがちになってしまうんですよね。これからの作業量の多さに怯んでしまってなかなか動き出せない「始め」と、最後の一息に取り掛かるモチベーションが起きにくい「終わり」が、作業工程に立つ大きな鬼門です。(;^ω^)

 しかも、原稿の見直し作業の後には、表紙作成や製本原稿作成作業等が待っていますから、今の段階は「終わり」と「始め」の場面に同時に差し掛かっているとも言え、なかなかの難関となっております。

 とは言え、好きで始めたことですし、始めた以上は最後までやらなければなりません。弱気の鬼を払って、2月は作業を進めたいと思います!

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 今節には、短編小説が1編含まれています。「猫飯店事件」です。これはムラサキさんがnoteで主宰されているアンソロジー「眠れぬ夜の奇妙なアンソロジー」に投稿したもので、その号のテーマは「猫飯店」でした。

 このテーマは僕が提案したもので、その動機は「たまには、特に意味を持たないものをテーマにするのも面白いだろう」というものでした。今回のテーマはかなりの難題だったようで、アンソロジーに投稿された作品も少なかったです。ちょっと捻りすぎましたか……。

「猫飯店事件」の作品世界内でも、「猫飯店」というテーマを前に文芸部の部員たちが頭を捻っています。「久しぶりに、青春物を書きたいな」と長い間思っていたのですが、この作品で実現できました。作者の思っていた以上に人物が動いてくれて、書いていてとても楽しかったです。真逆の季節を舞台にしていますが、お読みいただけるととても嬉しいです!

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 ムラサキさんが主宰されている「眠れぬ夜の奇妙なアンソロジー」は、どなたでも参加できます。小説、詩、それに、イラスト等、創作物のジャンルは問いません。noteに投稿いただく際に、「#ネムキリスペクト」と末尾に記入いただければ、それを目印にムラサキさんが収集してくださります。次号のテーマは「こんなもの頼んでないけど」で、締め切りは2月末日です。ご興味のある方、是非、お気軽にご参加くださいませ。

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 ここ数回のマイルストーンで、塩野七生さんの「わが友マキアヴェッリ」や「チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷」を読んでいるとお話していましたが、いまは同氏の「海の都の物語」を読んでいます。これはヴェネツィア共和国の盛衰を描いた物語です。

 実はブックオフに言った時に、塩野さんの作品がたくさん並んでいるのを発見したんです。塩野さんが書かれた「ローマ人の物語」は以前に読んでいました。それがとても面白かったものですから、機会があれば他の作品も読みたいと思っていたところに現われたこの機会、逃すわけにはいきません。まとめ買いしてしまいました。(#^.^#)

 そのため、しばらくの間、僕の読書ライフは中世期イタリアで過ごすことになります。「海の都の物語」は6巻までありますし、その後は「小説イタリア・ルネッサンス」全4巻も控えています。嗚呼、楽しみです。

 

 

 ちょうど今頃が寒さのピークなのでしょうか。

「どの季節が好き?」とは、話の接ぎ穂によく出るテーマですが、僕は冬が一番好きです。

 一番食べ物がおいしい季節は冬だと思うんですよね。もちろん、食材や料理の方だけでなく、それを食べる人間の方も、暑さで身体が弱っている夏よりも、寒さに備えて脂肪を蓄えようと食欲を増さなくてはいけない冬の方が、美味しく食事をいただける状態になっているのでしょうし。

 それに、寒さの中で感じる暖かさは、心の底からホッとさせられます。大げさに言えば、寒さは命にかかわりますから、それから逃れることができた時には、脳が頑張って幸せ感を作り出すんでしょう。もっとも、最近は暑さの方も命にかかわるほど酷くなってきていますから、酷暑の折にクーラーの利いた場所へ逃げ込んだ時にも、心の底からの幸せと安堵を味わえるようになってきましたが……。

 

 

 

 さて、今回のマイルストーンはこの辺りでお終いにしたいと思います。

次のマイルストーンは桜が咲くころですか。花粉も飛びますねぇ。今年の花粉飛散量は昨年よりも相当多くなりそうだとか。僕は花粉症持ちなので、コロナが流行る前からこの時期はマスク生活です。マスクしていても、目は守れないんですよねぇ・・・・・。アレルギー用目薬買わなくちゃ。

 では、また、次のマイルストーンでお会いいたしましょう!