コトゴトの散文

日常のコトゴトが題材の掌編小説や詩などの散文です。現在は「竹取物語」を遊牧民族の世界で再構築したジュブナイル小説「月の砂漠のかぐや姫」を執筆中です。また、短編小説集をBOOTHで発売しております。https://syuuhuudou.booth.pm/

【詩】 声は 届いたか

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シンにオソろしいものは

カタチのナいもの

シらないもの

オコってないもの

 

 

声は 届いたか

 

 

ソレは ヒトのココロをたやすくシハイする

フアンにオカされたヒトは

イトしてイタんだカジツをトりこみ

サすようなニガミのナカに アンシンをモトめる

 

 

僕の声は 君に届いたか

 

 

ボクは キミをミていた

ミずにはいられなかった

だけれど 

ボクは イタみをオソれた

ソレが オソろしくてシカタがなかった

 

 

この声が君に届いているなら

 

 

ボクは メイキュウにコモる

イトしさにマけて ソトにデてイかないように

ボクは ハシラにジブンをシバりつける

カタチのないものをカタチにして キズつくことがナいように

 

 

僕を 見つけてくれ

君の持つ短剣で 僕を解き放ってくれ

あるいは

その鋭い刃を 僕の胸に突き立ててくれ

 

 

声は 届いたか

 

 

ああ 僕の声は 君に届いたか