コトゴトの散文

日常のコトゴトが題材の掌編小説や詩などの散文です。現在は「竹取物語」を遊牧民族の世界で再構築したジュブナイル小説「月の砂漠のかぐや姫」を執筆中です。また、短編小説集をBOOTHで発売しております。https://syuuhuudou.booth.pm/

2018-12-01から1ヶ月間の記事一覧

月の砂漠のかぐや姫 第52話

(これまでのあらすじ) 月の巫女である竹姫と、その乳兄弟である羽磋。月の巫女としてではなく、素の自分の居場所が欲しいと頑張る竹姫に、羽磋は「輝夜」(かぐや)の名を贈り、自分が輝夜を望むところに連れて行くと約束します。それは二人だけの秘密でし…

月の砂漠のかぐや姫 第51話

(これまでのあらすじ) 月の巫女である竹姫と、その乳兄弟である羽磋。月の巫女としてではなく、素の自分の居場所が欲しいと頑張る竹姫に、羽磋は「輝夜」(かぐや)の名を贈り、自分が輝夜を望むところに連れて行くと約束します。それは二人だけの秘密でし…

【掌編小説】 茄子と豆腐

茄子と豆腐が麻婆を、いや、二人の漢が一人の女性のために闘う物語です

月の砂漠のかぐや姫 第50話

「空風っていうのか、あのオオノスリ。しかし、上手く操っているよな、小苑(しょうえん)。いったいどうやってるんだ」 「へへっ、空風は、雛の時から俺が育てた相棒っすから。指笛の音で指示を伝えることが出来るんす。長音一声が来い、二声が進め、探せ。…

月の砂漠のかぐや姫 第49話

月の巫女である竹姫と、その乳兄弟である羽磋。月の巫女としてではなく、素の自分の居場所が欲しいと頑張る竹姫に、羽磋は「輝夜」(かぐや)の名を贈り、自分が輝夜を望むところに連れて行くと約束します。それは二人だけの秘密でした。しかし、大砂嵐から…

月の砂漠のかぐや姫 第48話

(これまでのあらすじ) 月の巫女である竹姫と、その乳兄弟である羽磋。月の巫女としてではなく、素の自分の居場所が欲しいと頑張る竹姫に、羽磋は「輝夜」(かぐや)の名を贈り、自分が輝夜を望むところに連れて行くと約束します。それは二人だけの秘密でし…

【詩】 ファイルフォルダー

そろそろ、泣くのにも飽きてきた、夜半過ぎ スマートフォンを取り出して、画像フォルダーを開いた 笑っているあたしの写真が、たくさん 中には、ピースサインをしているものまで 馬鹿みたい あのとき、本当に笑っていたっけ 皆に合わせていただけじゃ、なか…

【閑話】 80編のマイルストーン

さて、おおよそ80編のマイルストーンです。創作全体(小説と詩)の数と合わせようとして、若干ショートシフトしております。この「コトゴトの散文」の全体の投稿数としては、先日100記事を超えました。 ちょっと一休み。肩の力を抜いて、創作関係の閑話…