コトゴトの散文

日常のコトゴトが題材の掌編小説や詩などの散文です。現在は「竹取物語」を遊牧民族の世界で再構築したジュブナイル小説「月の砂漠のかぐや姫」を執筆中です。また、短編小説集をBOOTHで発売しております。https://syuuhuudou.booth.pm/

【閑話】490編のマイルストーン

 

 

 みなさん、こんばんは。くにんです。 

 3月に入りました。

 まだ寒さが残る日もありますが、これからどんどんと暖かい日が増えていくんでしょうね。

 冬から春にかけての天候を「三寒四温」と表現したりします。日によって寒暖の差が激しい季節です。これまでは「防寒対策をばっちりして出勤」の一択だったので考えなくて良かったのですが、この季節は毎日天気予報を見て出勤時の服装を調整しないといけないので、若干面倒です。(#^.^#)

 

 

 さて、今回は約490編のマイルストーンです。いつもの通り、肩の力を抜いた閑話です。(#^.^#)

  

 

 まずは、御礼を。

 いつも長編物語「月の砂漠のかぐや姫」や短編・掌編小説等の創作物をお読みいただき、誠にありがとうございます! 

 第316話まで進んでいる「月の砂漠のかぐや姫」は、理亜と母を待つ少女の奇岩との出会いを振り返っているところです。もともとこの出来事が物語に登場したのは第78話あたりでした。それから200話以上進んでいるのですが、まだ第二幕が終わっていないのに、自分でも驚いてしまいました。(苦笑)

 最近物語の進行がゆっくり目になっているのは、間違いないですね。これには登場人物の心情や出来事を丁寧に表せるというメリットがある一方で、話が前に進まないというデメリットも確かにありますね。

 僕が意識して書き方を変えたわけではないので、第二幕は、特に地下世界に入ってからは、物語側がそれを求めたのかもしれないですね。(と、言うことに(*’ω’*))

 まだまだ物語は続きますので、また進行ペースが早くなったり遅くなったりすると思います。物語側がどういうペースを求めているのか、話の展開優先なのか、登場人物の心情や出来事の説明優先なのかなどと言う視点で見るのも面白い・・・・・・かもです。

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 今節には、短編小説「『落穂ひろい』の特別展示にて」と詩「願い~小さな叙事詩Ⅱ」が入っています。

 この二作品は、ムラサキさんがnoteで主宰されているアンソロジー「眠れぬ夜の奇妙なアンソロジー」に投稿したものです。今号のテーマは「三つの願い」でした。

 どちらの作品も世相を反映したものですね。「願い」の方が先に書きあがりました。「この想いは小説でなく詩で表したいな」と思ったので詩にしたのですが、「アンソロジーに詩を一篇だけ投稿するのもボリューム的に寂しいなぁ」とも思いました。それで書いたのが「『落穂ひろい』の特別展示にて」です。前作の短編小説「恋愛小説家北田文明の新作」とは方向性の違う、シニカルなものを書きたかったのですが、さて、思ったものになっておりますでしょうか。

 それにしても、この短編を発表した直後にも、過激な環境活動家が有名な絵画「モナリザ」にスープを投げつける事件が起きました。当人たちはこれで環境保護を訴えているつもりなのでしょうが、決して優れた方法ではないと思うんですけどねぇ。神様に「プチン」されないと良いんですが。

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 ムラサキさんが主宰されている「眠れぬ夜の奇妙なアンソロジー」は、どなたでも参加できます。小説、詩、それに、イラスト等、創作物のジャンルは問いません。noteに投稿いただく際に、「#ネムキリスペクト」とタグを記入いただければ、それを目印にムラサキさんが収集してくださります。次号のテーマは「蜜蠟」です。

 

 実はいま「蜜蝋」をテーマにした作品を考えているところなのですが、試してみたい表現方法と書きたいなと思っているアイデアが、上手くかみ合ってくれないんですよねぇ。表現方法を優先すると、このアイデアはぼやけてしまう。アイデアを優先すると・・・・・・、うーん、それだけではあんまり面白くないように思う。さてさて。どうしたものか。

 

  考えているうちに、短編でなくて連載物の方向に話が膨らんでしまっています。でも、「月の砂漠のかぐや姫」も進めながらだから、現実問題としてあまり長い話は書けないですし。

 登場人物としては、「猫飯店」の時のメンバーに再登場願おうかと思っています。「ココロにパフュームを」のメンバーでも良いようですが、いま考えているアイデアはそちらのお話にはならないです。こういうところが、作者のこだわりであり、楽しみであります。

 とにかく、色々とコネコネして見るつもりです。発表の暁には、是非ご一読ください!

 

 

 この節は、塩野七生さんの海戦三部作(「コンスタンティノープルの陥落」、「ロードス島攻防記」、「レパントの海戦」)などを読んでいました。この三部作で取り上げられている戦いは歴史上とても重要なものなので、ヴェネチア共和国の興亡を描いた塩野さんの別の作品「海の都の物語」の中でも触れられています。

 僕は「海の都の物語」や他の塩野さんの作品を読んだ上で、この海戦三部作を読んだので、大まかな背景や主要登場人物、それに、戦いの流れは予めわかっていました。

 いわば「ネタバレ」の状態で読んだのですが、やっぱり、塩野さんの作品は面白いですね。日本の戦国時代に興味のある人が、信長が本能寺で死に、豊臣が天下を取り、関ヶ原で東軍が西軍を破るということを知っていても、戦後時代を舞台にした色々な作品を読んで楽しめるのと同じなのかもしれません。

 塩野さんの作品で未読のものがまだまだあるのですが、それを読み終えたら、トルコやペルシアの歴史に関するものも読みたいと思っています。あ、でも、スティーブン・キング作品もだいぶん未読が溜まっているのだった! 「ダークタワー」シリーズをそろえたのに、まだ手を付けていなかった!

 

 

 

 

 さて、今回のマイルストーンはこの辺りでお終いにしたいと思います。

 

 次のマイルストーンは、新年度ですね。

 新しい年度も、いままで以上に創作活動を頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします!

 また、新年度が皆さんにとって良き年度となりますように、祈っております!

 

 では、また、次のマイルストーンでお会いいたしましょう!