コトゴトの散文

日常のコトゴトが題材の掌編小説や詩などの散文です。現在は「竹取物語」を遊牧民族の世界で再構築したジュブナイル小説「月の砂漠のかぐや姫」を執筆中です。宜しければ、ひとときおつきあいください。

【詩】夜の力

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夜に書く詩は 

朝には書けないものです

 

夜に書く詩は

後では読めないものです

 

夜は人の心に働きかけます

月は人の心に囁きかけます

 

少しだけ羽を伸ばしてもいいんだと

少しなら飛んでみてもいいんだよと

 

それを知っているから 

 

                

 

 

 

                」

 

心の雫をこうして文字に表しても

その度にそれを消してしまうのです

 

 

 

いつか

夜風を感じながら

月と星を眺めながら

あなたと話ができたなら

どんなにすばらしいことでしょうか

 

だって

夜はうそを許しませんから

夜は人のこころを自由にしますから

 

ええ そうです

僕は夜の力を信じています