コトゴトの散文

日常のコトゴトが題材の掌編小説や詩などの散文です。現在は「竹取物語」を遊牧民族の世界で再構築したジュブナイル小説「月の砂漠のかぐや姫」を執筆中です。宜しければ、ひとときおつきあいください。

2018-11-18から1日間の記事一覧

【掌編小説】 渦

「ねぇ、見てよ。すごく綺麗でしょう」 嬉しさが溢れたような彼女の声に促されるまま、僕は望遠鏡を覗き込んだ。碧黒の宇宙空間を背景とした視野の中心には、とても大きな、くっきりと明るい光が、周囲に渦のような手を広げながら座っている。 「それは、M…