みなさん、こんにちは。くにんです。
10月は過ごしやすい気候でしたが、流石に11月に入ると、朝晩の冷え込みが強くなってきましたね。うちは、こたつを出しちゃいました。こたつ、良いですよねぇ。(#^.^#)
さて、おおよそ270編のマイルストーンです。肩の力を抜いて、閑話です。
まずは、御礼を。
いつも「月の砂漠のかぐや姫」を始めとする創作や閑話を読んでいただいて、ありがとうございます!
「月の砂漠のかぐや姫」。今でない時、ここでない場所。まだ人と精霊が近くに存在していた時代のゴビの砂漠を舞台として、遊牧民族「月の民」の少年少女が頑張るファンタジー物語です。
気が付くと、「月の砂漠のかぐや姫」が「第150話」を迎えておりました。
長く続ければいいというものではありませんが、良く続いています。長編を一気に書き上げるのではなく、少ない文字数のものを継続して書くこの方式が、自分に合っていたのかもしれないですね。
物語の第二部(今は第二部だったんですよ。第一部に比べて、第二部のなんと長いことよ)も、ようやく佳境に入ってきました。ヤルダンの入り口まで来てしまえば、もう迷うことはないでしょう。
第二部終幕まで、よろしくお付き合いのほどを!
今節は、掌編小説が一編入っています。
「最新AI導入! 完全無人対応で安心安全な旅館!」です。
これは、 さんがnoteで編んでおられるアンソロジーに投稿したものです。今回のアンソロジーのテーマは「温泉旅行」でした。
このアンソロジー、毎回素晴らしい作品が集まっているのですが、今回は特に豪華メンバー! 参加させていただけて光栄でございます。( ;∀;)
本作「最新AI(以下略)」、短い作品ではありますが、示唆や見方のずらしなどをぎゅっと濃縮しました。さほど長くもない当初プロットから、さらに要素を削って出来上がったのですが、これぐらいがちょうどよかったようにも思います。
もう少し長い話を書きたいと思うこともあるのですが・・・・・・。「砂漠」との同時進行だと、なかなか難しいです。「砂漠」を、まず第一に進めたいですし。
それに、「砂漠」ぐらい長ければ、いろんなアイデアを盛り込んでいけるので「楽」で、それとは逆でも、本作ぐらい短ければ、アイデアを絞り込んでいくので「書きやすい」のです。実は、その間の長さの短中編は、いろいろと加減が難しいです。
ムラサキさんのアンソロジーは、お題決定から締め切りまでひと月もないので、その期間内に短中編を書き上げるのは、時間的にも難しいというのもあります。
うーん、それに加えて、短中編はモチベーションの継続が難しいのですよねぇ、僕にとって。「砂漠」のように少しずつでも形になればいいんですけど、何万字かをひたすら書き上げてから発表というのは、なかなか・・・・・・。(読み手にも負担でしょうしねぇ)
とはいえ、どこかで機会をとらえて、もう少し長い話を書いてみたいなぁと思っているのは事実です。
もしも、発表の日が来ましたら、是非ともよろしくお願いいたします。(笑)
前回のマイルストーンから今回の間に、シェイクスピアの「リア王」を読みました。
ネタバレに注意のため、あまり詳しくは感想を書きませんが、前に読んだ「マクベス」より、僕は「リア王」の方が断然好きです。話の面白さもそうですし、読み取れる思想なども、こちらの方が豊かだと思います。(もちろん、僕の個人的な好みによる感想です(;^ω^))
僕が読んだのは、ちくま文庫から出ている「シェイクスピア全集5 リア王」で、松岡和子さんの訳です。
この本では、本文の下部に注釈があり、訳をするときの考察や、原本の1608年に出版された版と1623年に出版された版との違いが記されていて、シェイクスピアの工夫やこだわりがとても興味深く読めました。天才も、出版・上演後も継続して推敲を重ねて、色々と自作に手を加えているんですねぇ。
よろしければ、秋の夜長のお供にどうぞ!
さて、今回はこの辺りでおしまいにしたいと思いますが、最後に一つ。
「月の砂漠のかぐや姫」に劇中歌があるのはご存じでしょうか。「砂漠」の第25話で歌われる唄を基に、noteで活躍されていたクリエイターのワタムシ(現:ヤチダモの幹)さんに作っていただいたものです。本当に幸せなことです。
ワタムシさんの素敵な歌声を、乾いた風に肌を冷やされつつ、澄んだ空気を通して月を見ながら聴いたとしたら・・・・・・。ゴビの砂漠に座って夜空を眺める時と同じような、「自分そのもの」が、ふわっと「世界」に包まれる感覚を味わえると思います。
今回、「月の砂漠のかぐや姫」が区切りの良い第150話を迎えましたので、改めてご紹介させていただきました。(#^.^#)
例年、これからの時期は寒さが増す上に空気が乾燥するので、風邪やインフルエンザに注意が必要となります。さらに今年は新型コロナにも注意が必要です!
皆さま、お身体にはくれぐれもご注意ください。
それでは、次回「280編のマイルストーン」で、またお会いいたしましょう!