コトゴトの散文

日常のコトゴトが題材の掌編小説や詩などの散文です。現在は「竹取物語」を遊牧民族の世界で再構築したジュブナイル小説「月の砂漠のかぐや姫」を執筆中です。また、短編小説集をBOOTHで発売しております。https://syuuhuudou.booth.pm/

【閑話】430編のマイルストーン

 

 

 みなさん、こんばんは。くにんです。 

 11月も中旬になりましたね。僕の住んでいるところでは、まだ暖かくて過ごしやすい日が多いです。気温よりも新型コロナ陽性者数が再増加傾向というニュースの方で、冬が近くなっていることを実感しております。

 皆様、体調にはくれぐれもお気を付けください。

 

 さて、今回は約430編のマイルストーンです。いつもの通り、肩の力を抜いた閑話です。(#^.^#)

  

 まずは、御礼を。

 いつも長編物語「月の砂漠のかぐや姫」や短編・掌編小説等の創作物をお読みいただき、誠にありがとうございます! 

 

 現在、「月の砂漠のかぐや姫」の文庫本出版準備をコツコツと進めておるところなのですが……。うーん、中々進んでいません。今年の前半には出そうと思っていたのに……。(一一”)

 ざくっと数えると、いま一次見直しが終わっているのが約六万字。おおよそ単行本1冊分弱ぐらいの字数なんですが、話の流れ的にすごく切りが悪いんですよねぇ。

 前にもお話したのですが、第一幕の終わりまでで一巻に、それができなければ、一巻と二巻を同時に出したい。あるいは、一巻の上・下とするか。いずれにしても、まだ第一幕の終わりまで見直しができていないので、それを早く進めないといけません。

 

 それと、段落の組み方も、もう一度始めから見直したいんですよね。

 どの程度まで改行せずに進めるか。これはある程度、書き手によって差異がある部分だとは思うのですが、「ジュブナイル」としていることもあって、もう少し頻繁に改行したほうが見やすいかなという気がしてきておるのです。

 

 今は紙媒体だけでなく電子媒体でも創作物が発表されて、PCやスマホでそれを読むことができます。紙媒体で読みやすい体裁と電子媒体で読みやすい体裁は、違うのかもしれないですね。それも、突き詰めて考えれば、スマホとPCでは違う。

 まぁ、あまり考え過ぎても前には進めないので、「改行が無さ過ぎて紙面が真っ黒になって息苦しいという事象が生じないようする」ぐらいで、少し考えてみようと思います。スマホの画面が字で埋め尽くされるのは……、うーん、避けようがあるのだろうか。先達の方々はどうされているんでしょう。

www.kotogotono.com

 

 

 投稿初期の短編・掌編をまとめた作品集「九月の雨はクラゲ色」は、「秋野紅人」名義で秋風文庫から発売済みでございます。こちらは下記リンク先でご購入いただけますので、是非ご一読ください。(#^.^#)

syuuhuudou.booth.pm

 

 

  

 今節には、短編小説が1編含まれています。「世界で最も関心を集めた手紙」です。これはムラサキさんがnoteで主宰されているアンソロジー「眠れぬ夜の奇妙なアンソロジー」に投稿したもので、その号のテーマは「この手紙を君が読んでいるということは」でした。

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note.com

 

 

  「時間」とか「空間」って、常に興味の対象ですよね。実に面白い。(以前NHKで放送していたモーガン・フリーマンの「時空を超えて」って番組が大好きでした。)

 僕は割とテーマを正面から捉えるタチなのですが、今回のテーマは「手紙を書いた時期」と「手紙を読む時期」が異なることを明らかに示唆していますから、この時間のズレから発想を広げて、SF作品にしたてました。

 

 TRPGのマスターを長いことやっていたせいか、設定を決めたり世界観を詰めたりするのが楽しいです。また、話の本筋に関係が無くても、できるだけ矛盾が出ないように設定を作ろうとしてしまいます。なので、一から設定を作っていくSF作品は書いていて楽しいのですが、中々前に進まないんですよね。

 本作では「同期」設定が大きな要素となっていますが、作者的には通信環境と移動時間の設定のバランスをどうとろうかと悩んでおりました。(本筋に関係が無いと言えば無い(一一”)) 

 

 本当は拙作「船舶コードSOE000」と同じ時間帯にしたかったんですが、なりませんでした(笑) 地球を軸にして考えると、本作は「地球前」(BE)で「船舶コード」は「地球後」(AE)です。

 なお、本作はあえていろんな箇所を明確に説明しておりません。同期たちが再会できたかどうか、それは我々読み手が時間軸のどこに位置しているかを考えると、決定されているのか、あるいはまだ決定されていないのかがわかります。

 

 

 

 前回のマイルストーンの時に「いま僕が読んでいる本は、塩野七生さんの「わが友マキアヴェッリ」です。」とお話しました。これは無事に読み終えまして、いま読んでいるのは同氏作の「チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷」です。マキアヴェッリとチェーザレは同年代の人で、しかも実際に関連のあった人ですから、一連の流れで読んでおります

 「わが友マキアヴェッリ」は、同氏の「ローマ人の物語」に比べると、「内容が薄い」というのが申し訳ないですが個人的な感想です。文庫本は3冊に分けて発行されているのですが、一冊で良かったのでは……。ちなみに、本作ではマキアヴェッリの有名な著作である「君主論」の内容についての詳しい解説はなされてません。「君主論」自体も一度読んでみたいなぁ。

 

 

 

 僕はゲームも好きです。先日は「戦場のヴァルキュリア4」の追加コンテンツが進んでいないとお話ししましたが、すこーしずつですが進めております。

 その中で気が付いたのが、「僕は攻略本を見ながら、ゲームを進めていくのが好きだ」ということです。同作はSLG(シュミレーションゲーム)なのですが、攻略本を読んでMAPの情報や攻略アドバイスを頭に入れ、それからゆっくりと(つまり、所々でゲームを止めながら)進めてゆく。なので、アクションゲームや流行りのFPS(操作する人の視点でリアルタイムで進むシューティングゲーム)は苦手です。

 ところが、最近のゲームは「攻略本」が無いんですよね! なぜなら、すぐに「攻略サイト」がネットに立ってしまうから。

 でもですよ。僕の場合で言いますと、PS4のゲームをPCと共有のディスプレイで表示してゲームをしますので、その間は攻略サイトをディスプレイで見れない。必然的にスマホで攻略サイトを見ることになるのですが……、やっぱり紙の本で見るよりも見にくくないですか?

 かといって、攻略本や攻略サイト無しでゲームを進めるのは、もちろんゲームの内容にもよりますが、僕にはとてもしんどいです。皆さんどうしてらっしゃるんでしょう……。

portal.valkyria.jp

 

 

 さて、今回のマイルストーンはこの辺りでお終いにしたいと思います。

 次のマイルストーンは年明けになりますかねぇ。その時に「月の砂漠のかぐや姫」の文庫本の出版報告ができれば良いのですが。

 皆さま、今冬はインフルエンザと新型コロナの同時流行が懸念されております。お気を付けください。

 お元気にクリスマスやお正月をお過ごしください。

 また、お会いいたしましょう!