みなさん、こんにちは。くにんです。
今年もあと数日で終わりですね。毎年この時期になると思います。皆さんも同じだと思いますが・・・・・・。
「もう年末か! 早いなぁ・・・・・・」
さて、約380編のマイルストーンです。いつもの通り、肩の力を抜いた閑話です。
まずは、御礼を。
本年も「月の砂漠のかぐや姫」を始めとする創作物を読んでいただいて、ありがとうございました!
「月の砂漠のかぐや姫」はもっと話が前に進むと思っていたのですが、どうにもこうにも進みませんでした。( ;∀;) 羽磋たちがなかなか洞窟の奥へ進んでくれなかったのです。
11月、12月は僕の実生活の方でも仕事が忙しかったうえに、短編を取りまとめた文庫本作成に取り組んだこともあって、物語の更新自体が滞り気味でもありました。これは大きな反省点です。長期連載を続けるコツは「続けること」。つまり、中断しないことです。一度中断してしまうとそれに自分が慣れてしまい、再スタートするにはとてつもないエネルギーが要りますから。
ただ、来年は「月の砂漠のかぐや姫」も文庫化したいと思っているんですよね。その作業と本編の進行とを、どの様に上手くバランスを取りながら進めるのか、思案しているところです。(;一_一)
今節には、掌編小説が2編含まれています。
「船舶コードSOE000」と「美しい夜」です。どちらも、ムラサキさんがnoteで編んでおられるアンソロジーに投稿したもので、アンソロジーのテーマは「船舶コード000」を投稿した回は「恐怖症(フォビア)」、「美しい夜」を投稿した回は「透明」でした。
「船舶コード000」は古き良きSFの香りが漂う作品です。僕が大好きなアニメ「銀河漂流バイファム」のOPアニメーションを思い浮かべながら書きました。(#^.^#)
テーマが「恐怖症」だったので色々な「恐怖症」について考える中で、「対人恐怖症」を「孤独が苦にならない」と捉え直したら面白いかなと思い、「宇宙を旅する船の乗組員が対人恐怖症で・・・・・・」として設定したのが制作の出発点です。例え「恐怖症」であっても、それが普通の人が苦にする職場環境に適した症状であり、本人も雇用主もWIN WINになるのであれば、もはや「症状」ではなくて「特性」と言えるような気がして興味深いです。
「美しい夜」は、元々詩を書こうとして構想を練っていたものが、まく詩に収まらずに、掌編となったものです。
過去の短編小説をまとめて単行本化する作業の中で、ずいぶん前の作品である「渦」を読み返したことも、本作に少し影響を与えております。
それにしても、「美しい夜」の主人公は、頑張って背伸びしていて初々しいですね。ピカピカしています。
前回のマイルストーンからここまでの間に、ゲド戦記の2巻である「こわれた腕輪」を読みました。
1巻はまぎれもなく主人公ゲドの冒険の話なのですが、今巻の主人公は暗黒の地下迷宮を護る大巫女の少女アルハです。彼女の巫女としての生活や心の動きが、非常に細かく書かれています。ゲド戦記では、派手な魔法が飛び交ったり、主人公が華々しく大軍を率いて戦ったりはしません。
もちろん、魔法は使われますし、主人公が世界の危機を救ったりはしますけれど、それが非常に現実感のある筆で描かれているため、非日常の出来事という感じは受けません。そこにはまぎれもなく一つの世界が存在し、ゲドは、アルハは、そして、アレンは、僕たちと同じように悩みながら成長していくのです。
さて、今回のマイルストーンはこの辺りでおしまいにしたいと思います。
ですが、「次回のコトゴトの散文」の更新も「閑話」の予定です。
ここで嬉しいお知らせができるものと思っておりますので、お楽しみにしていてください!
年末年始は寒さが一段と厳しくなるようです。また、皆様におかれましてもお忙しい時期かとは思いますが、くれぐれもお身体にはお気を付けください。
それでは、次回「390編のマイルストーン」で、お会いいたしましょう!