コトゴトの散文

日常のコトゴトが題材の掌編小説や詩などの散文です。現在は「竹取物語」を遊牧民族の世界で再構築したジュブナイル小説「月の砂漠のかぐや姫」を執筆中です。また、短編小説集をBOOTHで発売しております。https://syuuhuudou.booth.pm/

2018-01-01から1年間の記事一覧

月の砂漠のかぐや姫 第30話

(これまでのあらすじ) 遊牧民族月の民の翁が竹林で拾った赤子は、美しい少女へ成長します。「月の巫女」竹姫と乳兄弟である羽は、逃げた駱駝を追って分け入った夜のバダインジャラン砂漠で、ある約束をします。しかし、砂漠で発生した大砂嵐「ハブブ」に呑…

月の砂漠のかぐや姫 第29話

(これまでのあらすじ) 遊牧民族月の民の翁が竹林で拾った赤子は、美しい少女へ成長します。「月の巫女」竹姫と乳兄弟である羽は、逃げた駱駝を追って分け入った夜のバダインジャラン砂漠で、ある約束をします。しかし、大砂嵐「ハブブ」に二人は呑み込まれ…

【掌編小説】 9月の雨はクラゲ色

「眠れぬ夜の奇妙な話」(ネムキリスペクト)の9月のお題「クラゲ」で創ったお話です。

月の砂漠のかぐや姫 第28話

(これまでのあらすじ) 遊牧民族月の民の翁が竹林で拾った赤子は、美しい少女へ成長します。「月の巫女」竹姫と乳兄弟である羽は、逃げた駱駝を追って分け入った夜のバダインジャラン砂漠で、ある約束をします。二人は無事に駱駝を捕まえたものの、ハブブと…

【詩】 長い休暇が明けようとしている君へ ~おじさんのお願い

長い休暇が明けようとしているとき 重苦しい気持ちになっていませんか。 そんな君に おじさんからお願いがあります。

月の砂漠のかぐや姫 第27話

(これまでのあらすじ) 遊牧民族月の民の翁が竹林で拾った赤子は、美しい少女へ成長します。「月の巫女」竹姫として皆から愛されるものの、「人外の存在」として孤独を感じる竹姫。乳兄弟である羽は竹姫に「輝夜」の名を贈り、自分がずっと一緒にいると約束…

月の砂漠のかぐや姫 第26話

遊牧民族月の民の翁が竹林で拾った赤子は、美しい少女へ成長します。「月の巫女」竹姫として皆から愛されるものの、「人外の存在」として孤独を感じる竹姫。乳兄弟である羽は竹姫に「輝夜」の名を贈り、自分がずっと一緒にいると約束します。二人は夜のバダ…

【閑話】 50編のマイルストーン

【閑話】お陰様で、長編物語「月の砂漠のかぐや姫」も順調に進んでおります。ありがとうございます。今回の小休憩では、舞台となる祁連山脈北部が、中国のどのあたりになるのかを、ご紹介したいと思います

月の砂漠のかぐや姫 第25話

(これまでのあらすじ) 遊牧民族月の民の翁が竹林で拾った赤子は、美しい少女へ成長します。「月の巫女」竹姫として皆から愛されるものの、「人外の存在」として孤独を感じる竹姫。乳兄弟である羽は竹姫に「輝夜」の名を贈り、自分がずっと一緒にいると約束…

月の砂漠のかぐや姫 第24話

(これまでのあらすじ) 遊牧民族月の民の翁が竹林で拾った赤子は、美しい少女へ成長します。「月の巫女」竹姫として皆から愛されるものの、「人外の存在」として孤独を感じる竹姫。乳兄弟である羽は竹姫に「輝夜」の名を贈り、自分がずっと一緒にいると約束…

月の砂漠のかぐや姫 第23話

第23話 遊牧民族月の民の翁が竹林で拾った赤子は、美しい少女へ成長します。「月の巫女」として育てられた彼女は皆から愛されますが、彼女は「人外の存在」である自分と皆の間に見えない幕があるように感じるのです。初めて参加した遊牧で、彼女は乳兄弟の…

月の砂漠のかぐや姫 第22話

(これまでのあらすじ) 遊牧民族月の民の翁が竹林で拾った赤子は、美しい少女へ成長します。「月の巫女」として育てられた彼女は皆から愛されますが、彼女は「人外の存在」である自分と皆の間に見えない幕があるように感じるのです。初めて参加した遊牧で、…

月の砂漠のかぐや姫 第21話

第21話 輝夜姫が観ている世界「月の巫女 弱竹姫」の世界。若き日の大伴、阿部、そして弱竹姫は、これから行われる儀式がもたらす「何か」に、言いようのない不安を覚えているのでした。

月の砂漠のかぐや姫 第20話

第20話 渓谷の奥に作られた祭壇で、弱竹姫と大伴、阿部が何かの準備をしています。もっとも、大伴は、今よりはるかに若く15歳前後の少年に見えます‥‥‥。

【掌編小説】 夏 青空 そして 花火

「花火」をテーマにした同人誌に投稿するために創作しました。思いのほか長くなってしまいました。この半分くらいの長さのはずだったのですが・・・( 一一)/

月の砂漠のかぐや姫 第19話

ハブブに追いつかれ、騎乗していた駱駝が転倒したため砂漠に投げ出された輝夜姫と羽。羽はある決断をしました。

月の砂漠のかぐや姫 第18話

とうとうハブブに追いつかれてしまった二人。駱駝が転倒して砂漠に投げ出されたものの、羽は身の軽さで事なきを得ます。でも、輝夜姫は無事なのでしょうか。

【掌編小説】 母星

「母星」 ムラサキさん主催の同人誌への投稿用に創りました。自分でもわかる、これ、くにんの好きそうなやつやん!

【閑話】 40編のマイルストーン

約40編の区切りでちょっと一休みです。 いつもありがとうございます!

月の砂漠のかぐや姫 第17話

第17話 バダインジャラン砂漠でハブブと呼ばれる大砂嵐に襲われた輝夜姫と羽。二人は、ハブブに呑み込まれない様に砂上を全速力で逃げるのですが‥‥‥

月の砂漠のかぐや姫 第16話

第16話 月が見守るバダインジャラン砂漠で語り合っていた二人でしたが、その周りでは、天候が急変していました。「ハブブ」と呼ばれる大砂嵐が二人の方へと近づいているのです。どうやって輝夜姫を守るか、羽は岐路に立たされます。

【掌編小説】 雨の呪い

珍しく怪奇ものを意識して書きました。とある漫画をオマージュしています(^-^;

月の砂漠のかぐや姫 第15話

輝夜姫の名を贈られて喜ぶ竹姫。しかし、砂漠の天候は変わりやすいもの。急に激しく重い風が二人を襲い始めました。

月の砂漠のかぐや姫 第14話

第14話 月が見守るバダインジャラン砂漠。夜の力のせいか、竹姫と羽は素直にお互いの気持ちを話し合います。竹姫は、自分が月の巫女であり、他の人とは違う存在とされていることに、とても寂しい思いをしているのでした。

月の砂漠のかぐや姫 第13話

バダインジャラン砂漠に逃げ込んだ駱駝をようやく捕まえた竹姫と羽。ひとまず休憩の二人ですが、安心感と夜の力からか、日頃は胸の奥にしまっているような想いが、唇から洩れるのでした。

【詩】 レインマン

ムラサキさんの「ネムキリスペクト」の企画に参加させてもらおうと作った、雨をテーマにした詩です。「ネムキリスペクト」はnoteでご覧いただけます。

月の砂漠のかぐや姫 第12話

(これまでのあらすじ) 遊牧の宿営地から逃げ出した駱駝を追って、夜のバダインジャラン砂漠へと踏み入った竹姫と羽。二人は、ようやく、逃げた駱駝を捕まえることができたのでした。 ※これまでの物語は、下記リンク先でまとめて読むことができます。 月の…

月の砂漠のかぐや姫 第11話

(これまでのあらすじ) バダインジャラン砂漠で逃げた駱駝を探す竹姫と羽。二人はとうとう手がかりをつかみますが‥‥‥。 ※これまでの物語は、下記リンク先でまとめて読むことができます。 月の砂漠のかぐや姫 | 小説投稿サイトのアルファポリス 【第11話】…

月の砂漠のかぐや姫 第10話

月の砂漠のかぐや姫 第10話 いよいよ、バダインジャラン砂漠に足を踏み入れる二人。逃げた駱駝の手掛かりは得られるのでしょうか。

【閑話】 30編のマイルストーン

おおよそ30編のマイルストーンです。 結構いい加減なカウントですが、ちょっと一休み入れましょう。