掌編・短編小説
「標本採集調査報告書」を、隊長は渋い顔で眺めた・・・。 旧き良きSFの香りがする掌編です。
村を出て東京の高校に入学したさくらと、村に残った七海。それぞれの夢へ向かって歩もうとしている二人の、キラキラと輝く夏の一日を、スケッチしました。
童話とも少し違う、寓話というジャンルに挑戦してみました。少し某画家さんへのオマージュも入れています(^-^;
金曜日の夜、駅前広場で彼女を待つ僕が見た小景を、ファンタジックにスケッチしました。
なかなか眠れないボクは、羊を数えることにした。その中に混ざっていた一頭の黒い羊。僕は遊び足りなさそうな黒い羊を逃がしてやることにした・・・・・。(メタ・ホラーの掌編小説です)
王道のSF掌編小説です。古き良き昭和のSFをイメージして書きました(*^-^*)
「眠れぬ夜の奇妙な話」をリスペクトした、同人アンソロジーに投稿した作品です。 『昭和初期、黒衣の青年探偵とその助手が構える探偵事務所に飛び込んでくる若い男。「こちらでは事件を魔法のように解決してくれると聴いて・・・・・・」』
茄子と豆腐が麻婆を、いや、二人の漢が一人の女性のために闘う物語です
「ねぇ、見てよ。すごく綺麗でしょう」 嬉しさが溢れたような彼女の声に促されるまま、僕は望遠鏡を覗き込んだ。碧黒の宇宙空間を背景とした視野の中心には、とても大きな、くっきりと明るい光が、周囲に渦のような手を広げながら座っている。 「それは、M…
疲れたおじさんが思いだす、少年と少女との出会いの話。「月の砂漠のかぐや姫」のとおーいスピンオフでもあります。
ロンドン塔に潜むワタリガラスの他は、渡り鳥でさえその周囲を飛ぶことを避けるといわれるロンドン塔の一角、ナサニエル・パートリッジズ・ハウスと呼ばれる場所では、若く美しい娘が一人、石造りの部屋の中でダンスを踊っていた。 彼女の名は、ジェーン・グ…
「眠れぬ夜の奇妙な話」(ネムキリスペクト)の9月のお題「クラゲ」で創ったお話です。
「花火」をテーマにした同人誌に投稿するために創作しました。思いのほか長くなってしまいました。この半分くらいの長さのはずだったのですが・・・( 一一)/
「母星」 ムラサキさん主催の同人誌への投稿用に創りました。自分でもわかる、これ、くにんの好きそうなやつやん!
珍しく怪奇ものを意識して書きました。とある漫画をオマージュしています(^-^;
同好のブログで仲良くさせてもらっている方が「チャーハン大賞」に応募されたと聞き、僕も書いてみました。いつもの感じになってしまいましたけども(^-^;
卒業式の後の最後のHR。先生が教え子に熱く語ります。
自主製作映画「ライフ・ボート」 小劇団ファンの司は、廃業した映画館で上映されるというこの映画を観に行くことにしたのですが・・・・・・。
後輩が異動した部署は化学品メーカーとの取引がある部署でした。一から化学を勉強する方法を先輩がアドバイスします。
近未来での友達提供サービスをソースとした掌編小説です。
小さな小さな子供のころ、ススキが高く生い茂った空き地に分け入ると、空き地がどこまでも広がっていて、先へ進むと、もう帰って来れないように思えました。そんな体験をソースにした掌編小説です。
正義は一つではなく立場により異なる。だが事実は一つ。こどもたちはいつでも真剣です。
ふたご座流星群の季節です。「流れ星」をソースとした掌編小説をつくりました。
突然彼の部屋を訪れたのは最優秀死神でした
「夜の力」というソースは随分前からあったのですが、こんな作品になりました。自分の中では意外です。
【掌編小説】近未来に義務化されると思われるデイサービスがあります
【掌編小説】憧れのエッグスタンドを手に入れた僕の不思議な朝食です。
秋の始めに、近くの砂浜で行われる毎年恒例の清掃活動に参加した。 その砂浜は古くから親しまれていて、夏の間は大勢の海水浴客でにぎわう。 それは、地元民の一人として嬉しいことではあるけれども、困るのは放置されるゴミだ。パンやお菓子の包装袋やビー…
秋口と春先に我が家で見られる選手交代劇です
オンリーワンになりたい後輩とワン オブ オールな先輩の酒場話です